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《症状》
高温による皮膚組織の障害です。やけどの深さや範囲、年齢などによって重症度が決まります。
Ⅰ度熱傷(表皮熱傷)…痛みを伴う紅斑および浮腫を生じます。3－4日で瘢痕（きずあと）を残さず治癒します。場合によっては色素沈着をきたすことがありますが、時間の経過とともに収まることがほとんどです。
Ⅱ度熱傷(真皮熱傷)…皮膚の中でも、真皮という深い層まで及ぶやけどです。最初は灼熱感の強い赤みですが、数時間以内にびらん（じゅくじゅく）や水疱（水ぶくれ）を生じます。真皮の中でもより深い層まで損傷している場合、治癒までに3－4週間を要し瘢痕（きずあと）を残します。やけどは後から進行することがあり、受傷した段階では判断できないことも多いです。
Ⅲ度熱傷…皮膚全層、あるいはそれ以上の深さで損傷をきたしたものです。多くは植皮術など外科的な処置が必要となります。
《治療》
Ⅰ度熱傷に対してはステロイド外用薬などによる外用治療を用います。
Ⅱ度以上の熱傷の場合、抗菌外用薬、皮膚潰瘍治療薬、創傷被覆材などを状況に応じて使い分けるとともに、感染予防が重要となります。
Ⅲ度熱傷などの重症熱傷の場合、入院加療が必要となりますので、必要に応じて提携医療機関へご紹介させていただきます。
医療法人社団伸緑会 富士見台駅前皮ふ科（練馬区富士見台駅徒歩３０秒）
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