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《症状》
強いかゆみを伴う湿疹を慢性に繰り返す疾患です。乾燥しやすい冬や、汗をたくさんかく夏や運動時に症状悪化しやすいです。乳児期に発症することが多いですが、近年では小児期から成人期に発症する患者様が急増しています。
《病因》
アトピー性皮膚炎の症状は、遺伝的な要因と環境要因がそれぞれ関与していると言われています。
一部のアトピー性皮膚炎の方では、皮膚の保湿に重要なフィラグリンというたんぱく質の遺伝子異常が一因と言われています。フィラグリンの産生低下により皮膚が乾燥し、アトピー性皮膚炎発症へとつながります。
乾燥した肌では、外からの刺激により強いかゆみを伴う湿疹が容易にできてしまいます。症状によっては血液検査で原因物質が特定できる場合がありますので、必要に応じて行います。
《治療》
症状悪化時にはステロイドの塗り薬や抗ヒスタミン薬の飲み薬などで治療を行います。
重症例では紫外線療法(光線治療)や免疫抑制剤(シクロスポリン)内服、注射(デュピクセント)などの治療も行います。そのほか、住環境の整備やスキンケアの見直しが重要です。
アトピー性皮膚炎の方は見た目の湿疹が改善してからも炎症がくすぶっていると言われており、湿疹がよくなってからも保湿剤などを含む継続的な治療をお勧めします。
医療法人社団伸緑会 富士見台駅前皮ふ科(練馬区富士見台駅徒歩30秒)
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